前田染工が工場たる所以
前田染工は風呂敷の染工場として始まった会社です。
時代は流れ、廃業する工場が後を絶たなかったり、当社の業務内容も多岐に渡るようになりましたが、自社工場で製造を続けることにこだわり続けています。
日本のモノづくりを後世に繋ぐ、そんな想いを持つ人が集まる工場です。
現在、社内には5つの製造現場があります。
手捺染
職人が染型を使って1色ずつスケージで描いていく染色方法です。
前田染工の創業当時からの製法で、今も風呂敷・ハンカチ・手ぬぐいなどを染め続けています。
職人一人一人の手作業で、体格や力などによっても違いが出るため、自身にあった描き方を見つけ、日々スキルの向上に取り組み続ける職人気質な部分が必要です。
そして一人ではなく四人前後のチームで行う仕事のため、円滑に仕事が回るような段取りやコミュニケーションなど、チームワークが必要な現場です。
生地を運んだり、力を込めてスケージングしたりするため、ある程度の力仕事になります。
調色・型出し
手捺染で使用する染糊を調合する現場です。
少しの差で色が変わってしまう世界なので、精密な感覚と集中力が必要です。
型屋さんに型作成の依頼も行います。
デザインによって型の彫り方が変わるため、型屋さんとの綿密なコミュニケーションが必要です。
サンプル生地(マス見本)の染色も担当します。
デジタルプリント
ダイレクトインクジェットプリント、昇華転写プリントと、DTFのフィルムプリントを行います。
デザインデータは企画部の方で調整をしているので、データをプリントに適した形に変換し、生地専用の大きなプリンターでプリントしていきます。
小ロット多品種対応のプリント方式のため、日々様々なデザインをプリントします。
プリントはデジタルですが、生地や転写紙といった重いものを運ぶので、ある程度の力は必要です。
プリントが紙のようにスムーズに行かない場合も多く、状況に合わせて生地や機械のセッティングを調整していきます。
DTFプリント(プレス)
Direct to Filmという方式のプリント方法です。
フィルムにプリントしたデザインを、Tシャツやトートバッグなどに熱転写できます。
フィルムのプリントはデジタルプリントの現場で担当しており、こちらでは熱プレスでの転写を担当します。
刺繍
2026年に刺繍機を導入し、新しい現場としてスタートしました。
Tシャツやトートバッグなど、主に既製のボディに刺繍を施します。
刺繍データの作成は企画部で行っており、糸やボディのセット、機械のメンテナンスなどが主な仕事です。
