インクジェットプリント

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インクジェットプリントとは

インクジェットプリントとは、大きなプリンターで生地をプリントする方法です。

シルクスクリーンプリントのように染型を必要とせず、小ロットからプリントできるので布をあまり使わない小物を作るときに特に重宝します。

フルカラー対応しているので、多色やグラデーションのデザインの場合にもおすすめです。

プリント速度が遅いので平米あたりのプリント単価は、シルクスクリーンプリントと比べると少し高くなります。

染料インクジェット

染料は繊維自体を染めるので、生地の風合いが変わりません。
ハンカチなどにおすすめです。

顔料よりも色の範囲が広いので、深い色などは染料の方が出やすい傾向にあります。

プリントの後に色を発色・定着させる蒸し(スチーミング)工程で色を安定させるのが難しく、サンプル・量産・リピートで少し色がブレる可能性があります。

顔料インクジェット

インクを繊維の上に固着させる方法なので、素材のバリエーションが増えますが主に綿生地です。

プリント後の後工程が減るため、染料インクジェットより少し安価に抑えられます。
生地を洗うのに大量の水を必要としないため、環境にやさしいプリント方法でもあります。

プリント箇所が若干元の生地より硬く感じられることがあります。
ポーチや巾着、ガーゼなどにおすすめです。

プリント生地例

プリント方法の比較

小ロット&フルカラーでプリントできます。

主に綿、綿麻生地が対象です。

繊維自体を染めるため、生地の風合いを損ねません。

サンプル・量産・リピート時の色ブレの幅が少し大きいです。

プリント方法初期費用特徴
染料インクジェットデータ費
(5,000~10,000円程度)
小ロット○
フルカラー
顔料インクジェットデータ費
(5,000~10,000円程度)
小ロット○
フルカラー
染料より安価
昇華転写データ費
(5,000円程度)
小ロット○
フルカラー
表現が鮮やか
シルクスクリーン(型染め)染型代
(18,000~21,000円×色数)
伝統・職人
風合い○
ベタに強い
顔料ノセ染型代
(18,000~21,000円)
生地色問わず
熱転写データ費
(5,000円程度)
小ロット◎
フルカラー
生地色問わず
刺繍カード代
(5,000~15,000円程度)
小ロット○
生地色問わず

商品、デザイン、ロットなどによっておすすめの加工方法が変わってきます。
案件毎にお問い合わせいただけると営業から回答できます。

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